一条アルチメイトファクトリー京都西

フィッティングについて ヴィンセント・フラナガン氏へインタビュー

2019年8月18日 [一条アルチメイトファクトリー京都西]

当店2Fにあるフィッティング専門スタジオ「PedalForth Fitting(ペダルフォース・フィッティング)」代表のヴィンセント・フラナガン氏(以下、ビンちゃん)にフィッティングについての様々な内容をインタビュー形式で質問してみました。フィッティングに興味のある方もそうでない方も、是非ご一読いただければと思います。

 

<Q>
今回はビンちゃんにフィッティングについて色々お話しを伺いたいと思います。
唐突ですが、まず最初にアピールしたいことはありますか?

<A>
よろしくお願いします。最初にアピールしたいこと?そうですね、フィッティングの中身に直接関係のあることではないですが、お客様からのお問い合せで圧倒的に多いのが「TREK(トレック)以外の自転車でもフィッティング出来ますか?」というご質問です。

答えは「もちろん大丈夫!何の問題もありません」です。
まずこれを最初にアピールしたいですね(笑)

 

<Q>
トレック専門店の2Fということで、どうしてもそのイメージはありますよね。あと車種についてはどうですか?もちろんロードバイクが中心だと思いますが、他の車種でも大丈夫ですよね?

<A>
もちろん!
TTバイク、シクロクロス系は当然として、マウンテンバイク(XC系)、クロスバイク、ミニベロ等、スポーツバイクなら基本的に何でもOKと考えてください。あと必ずしもビンディングペダルを使用していなくても大丈夫。

とにかく先入観を持たずに「ポジションに違和感がある」「乗ってると痛みが出る」「いまのポジションが自分に合っているのか確かめたい」という方は是非一度相談してほしいですね。

<Q>
では改めて、フィッティングの中身に関してお話ししたいことはありますか?

<A>
まず皆さんに言いたいのは「痛い」のが当たり前ではない、ということ。

「長時間乗るとお尻が痛くなる」「膝や腰が痛い」等々、、、サイクリストなら誰しも一度は経験したことがある悩みだと思います。

「初心者のうちは当たり前」「乗り方が悪いだけじゃないの?」「長距離を走るからにはある程度仕方ないでしょ」
そう思ってる人も多いですけど、決してそんなことはありません。

体のどこかに痛みや不具合が出るということは、乗車ポジションや各部のセッティング(シューズ・ウェア・サドル等を含めて)に何らかの原因があるはずです。

<Q>
僕もついついそう考えてました。「ある程度身体に負担が来るのは仕方ないでしょ」って。
でもその「辛い」「痛い」を仕方ないで済ませずに、いかに快適にしていくか?がフィッティングなんですね。

<A>
痛みや違和感を我慢して乗り続けるのはパフォーマンスの低下や怪我にもつながりますし、怪我や痛みが悪化すると自転車に乗れなくなることもあります。
せっかく高額なバイクに乗っているのに、無理のあるポジションで我慢し続けるのは本当にもったいないです。

あと「左右で違う」のは当たり前、ということも知ってもらいたいです。
身体が左右対称の人なんてほとんどいませんから。
逆に言うと各部のセッティングが左右対称になっているなら、フィッティング的には問題がある可能性が高いです。

 

<Q>
なるほど・・・。まあ普通は左右対称にセッティングしますよね。
フィッティングについて特に意識しなければ、それに疑問を持つこともほとんどないですし。
特に左右差が出やすい箇所はどこですか?

<A>
シューズやクリートのセッティングです。
いままで数多くの人をフィッティングしてきましたが、クリートのセッティングが綺麗に左右対称になった、というケースはほとんどありません。

<Q>
昔と今とでフィッティングの方法や考え方が変わった部分はありますか?

<A>
沢山あります。世界のフィッティング事情は日々進化し続けています。

例えばクリートのセッティング方法や骨盤の使い方などに対する考え方は昔と大きく変わりました。

あとは単純に道具や機材の進化が大きいです。
昔と違って今はフィッティングのための専用計測器具が沢山ありますし、どんどんハイテク化しています。
また自転車本体や各パーツ、シューズなど機材面の進化も目覚ましく、フィッティング関連のアクセサリーも増えています。

要するに使う道具がどんどん変わってきているので、それらがフィッティングに与える影響はとても大きいです。

 

<Q>
フィッティングにおいて、日本人に多い傾向みたいなものはありますか?

<A>
「シューズ」と「下ハンドル」はよく意識しています。

まず「シューズ」ですが、やっぱり自分の足に合っていないサイズのものを履いてる人が多いと思います。
もちろん人によりますけど、日本人は足の幅が広い場合が多いので、特にシューズ選びが重要になります。
あと体型的に下ハンドルを持った姿勢で無理が生じやすいので、そこもよく意識しています。

<Q>
フィッティングに必要な知識・技術・経験には様々なものがあると思いますが、最も重要なのは何でしょうか?

<A>
とても難しい質問ですね(笑)
でも、ひとつだけ挙げるなら「解剖学」のバックグラウンドがしっかりあるかどうかが重要です。
いくら自転車についての知識や経験が豊富で、レース等で輝かしい実績があったとしても、解剖学の裏付けがないフィッティングは絶対に成立しません。

元々、僕は自転車のプロ選手でしたが、それ以前にオーストラリアやアメリカで解剖学の勉強をしてきましたので、その重要性はよく理解しているつもりです。

あと何だかんだ言っても、長年培った「経験」や「感覚」は大事です。

身体のデータを計測してプログラム的に数値を導き出すようなタイプのフィッティングもあります。
それはそれで良い面もあると思いますが、フィッティングって明確な答えがあるものではないので、もっと個人個人に合わせた繊細な作業が必要と感じています。

いまだにフィッティングしているなかで「そういうことか!」と気付く事も多いです。
日々勉強ですが、そういった長年の経験や感覚、それと最新のハイテク機器を使った明確なデータ、そのバランスが大事ですね。

 

<Q>
他に重要なことはありますか?

<A>
充実した設備があること。
しっかりとフィッティングを行うには、ある程度の広さのスペースが必要ですし、最新の機材や設備も欠かせません。



自転車のフィッティングのだめだけにこれだけ広いスペースや専用機器をしっかりと取り揃えているところは日本全国を探しても、残念ながらなかなか見当たらないのではないでしょうか。「PedalForth Fitting(ペダルフォース・フィッティング)」には日本でも有数の設備があり、フィッティングだけに集中して取り組める専用スペースがあります。

同じフィッターが同じようにフィッティングするにしても、設備が違えばクオリティーに差がでると思います。

実際、遠方から来られるお客様も多いです。
関西全域はもちろんですが、長野県や福島県、なんと中国の上海からわざわざ来店していただいたお客様もいらっしゃいます。

 

<Q>
上海からですか!?それは驚きですね。

最後にビンちゃんのプロフィールと「PedalForth Fitting(ペダルフォース・フィッティング)」の紹介をして終わりたいと思います。

ビンちゃん、本日はありがとうございました。

<A>
ありがとうございました!

Vincent Flanagan(ヴィンセント・フラナガン)
トレックプレシジョンフィッター

プロサイクリストとして、日本とオーストラリアで数々の勝利を収め、日本のサイクリングシーンを長年支えてきた。引退後はアメリカにてマッサージの資格を取得するとともに、フィッター養成講師としてトレックと契約。フィッティングの第一人者として、数多くのサイクリストのフィッティングを行ってきた経験を持つ。

<プロフィール>
オーストラリア出身
1984 オーストラリア看護専門学校卒業
1988 ヨーロッパ&アフリカの9か月サイクルツーリングを敢行
1990 – 2001 プロMTBライダーとして国内外で活躍
1991 全オーストラリアMTB_XCチャンピオン
1992 第7回乗鞍ヒルクライムチャンピオン(1時間未満)
1996 / 1997 全日本MTB_XC選手権勝者
2003 コロラドマッサージセラピー専門学校卒業
2008 カナダロードナショナルチームマッサージャーとして活動
2011 ジャパンMTBナショナルチームマッサージャーとして活動
2013 フィッター養成講師としてトレックと契約
2015 フィッティング専門スタジオ「PedalForth Fitting」オープン

 

PedalForth Fitting(ペダルフォース・フィッティング)

オープン以来、ヴィンセント氏による国内最高峰のフィッティングを求めて多くのお客様にご来店いただいており、国内だけでなく、海外からフィッテイングを受けに来られる方もおられ、喜びの声を多数頂戴しております。インタビューと身体評価をもとに個人個人にとって最適なポジションを提案してくれるプレシジョンフィットはサイクリングをより快適に、より効率の良いものにしてくることでしょう。

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Tel/Fax:075-874-2349
Mail:bikefit1@pedalforth.com
URL:http://www.pedalforth.com/

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