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一条アルチメイトファクトリー宝塚

どのサイズのタイヤまで装着できるか検証してみました!【FX3 DISC編】

2023年5月10日 [一条アルチメイトファクトリー宝塚]

スタッフブログ

今回は、TREKの売れ筋モデルFX3 DISCを使って、少し面白い検証をしてみたいと思います。
その検証内容は、接客の中でもたびたび話題になるタイヤの太さやフレームとタイヤとの隙間(タイヤクリアランス)についてです。一体、FX3 DISCではどのサイズまでのタイヤを装着できるのでしょうか?
では、早速検証していきます。

モデルバイク:TREK FX3 DISC 2023

検証➀ 完成車標準タイヤ BONTRAGER H2 COMP 700×32cの場合

完成車標準装備のBONTRAGER H2 COMP 700×32c 空気圧:80PSIにて測定。
フロントフォーク正面。
リアシートステー側。
ドライブ側チェーンステー。
反ドライブ側チェーンステー。

【検証結果】

各部分においておおよそ15㎜程度の十分な隙間が確保できています。
32cより細い28cのタイヤが入ることは疑いの余地もありませんが、32c以上の太めタイヤではどこまで入るのでしょうか?
次の検証②で試してみたいとおもいます。

 

検証② グラベルタイヤ BONTRAGER GR1 COMP 700×40cの場合

グラベルタイヤ BONTRAGER GR1 COMP 700×40c 空気圧:50PSIにて測定。
フロントフォーク正面。
リア側シートステー。
ドライブ側チェーンステー。
反ドライブ側チェーンステー。

【検証結果】

検証➀の32cに比べるとかなりフレームとタイヤとの隙間が少なく感じられます。
間隔はおおよそ10㎜以下となっています。ホイールサイズ700cでは、40cあたりが限界の太さとなります。
同じ40cでもタイヤサイドがブロックパターンの場合には要注意です。空気圧も規定圧を超えない程度の高めで設定したほうが良いです。
また、ドロヨケを取り付ける場合に、特にフロントフォーク上側のクリアランスが狭いので要注意です。
乗り心地に関しては、32cと比べて軽快さは少し控えめになりますが、エアボリュームが増えたことで路面からの振動を感じにくく快適に走れます。

 

検証③ 650Bタイヤ PANARACER GRAVELKING TLC 27.5×1.75の場合

PANARACER GRAVELKING TLC 27.5×1.75 空気圧:60PSIで測定。
フロントフォーク正面。
リア側シートステー。
ドライブ側チェーンステー。
反ドライブ側チェーンステー。

【検証結果】

ホイールサイズを700cから650Bにサイズダウンして検証してみました。
ホイール径を小さくすることで、フレームとタイヤのクリアランスが広がり、より太いタイヤを履かせることができます。
検証③では27.5×1.75のスリックタイヤを装着してみたところ、フロントフォークおよびリアのチェーンステー上部のクリアランスは、十分な隙間が確保できました。
ただし、横側の隙間はこのタイヤサイズが上限となります。
700×40cと比べてタイヤボリュームもやや増えて、クッション性のある乗り心地になります。また、ホイール径が小さい分、ストップ&ゴーの多い街中では漕ぎだしが非常に軽くなります。

 

検証④ 650Bタイヤ BONTRAGER GR-ZERO ELITE 650×50の場合

BONTRAGER GR-ZERO ELITE 650×50 空気圧:50PSIにて測定。
フロントフォーク正面。
ドライブ側チェーンステー。
反ドライブ側チェーンステー。

【検証結果】

2023 DUAL SPORT3の完成車ホイールをFX3 DISCにそのまま装着してみました。
フロント、リアともにクリアランスオーバーとなり、一時的には走行可能ですが、少しでも空気圧が低下したり、ホイールが左右に振れてしまうとフレームに接触する危険性があります。
650Bでは先ほどの検証③で装着した1.75サイズが妥当サイズと言えます。

 

【まとめ】

以上の検証から、完成車ホイールでは、700×40cまで、27.5(650B)ホイールでは、1.75(600×42)まで装着可能という結果となりました。
この結果からお客様の使用目的にあわせて、タイヤ幅などを選ぶと以下のようになります。

■ 舗装された道を走ることが多い、運動不足解消のフィットネス目的で使いたい場合には、標準の700×32c

■ 細めのタイヤに不安がある方、軽快感を残しつつ乗り心地もよりよくしたい方は、少し太めの700×40c

■ XS,Sの小さめのフレームサイズに乗られている方、キャンプツーリングで荷物を多く積載される方、河川敷の砂利・デコボコ道を気兼ねなく走りたい方は、27.5(650B)×1.75

 


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