日頃のチェック、できていますか？

気持ちの良いサイクリングシーズンがもうすぐそこ！愛車のメンテナンスは万全ですか？特に「タイヤ」は、路面と接する唯一のパーツであり、安全と快適性を左右する最重要ポイントです。

「乗らないから大丈夫」と思っていませんか？実は、タイヤは乗っても乗らなくても日々劣化していきます。今回は、あなたの愛車を長く、そして安全に楽しむためのタイヤメンテナンスについてご紹介します！

【実例】プロの目から見た危険なサイン

先日、当店の常連様からタイヤ交換とシーラント補充のご依頼をいただきました。

使用されていたのは、パナレーサー AGILEST DURO TLRというAGILESTシリーズの中でも特にパンクに強いタフなタイヤです。しかし、前回の交換から約1年6ヶ月、走行距離が約3000km強という状況で、特に後側タイヤには目視できる異常が見られました。

ライダーの体重や、ペダリング・ブレーキングの負荷が強くかかることで、トレッド面の一部に異常摩耗が発生し、なんとゴム層の下のケーシングが見えてしまっている状態でした。

幸い、このAGILEST DUROには強力な耐パンクベルトが内蔵されていたため、即座のパンクという最悪の事態は免れていました。しかし、このままの使用は非常に危険です！もちろん、すぐに新品へと交換させていただきました。

見落としがちな「シーラント」の寿命

さらに、タイヤを外してみると、チューブレスタイヤにとって生命線である「シーラント」もかなり少なくなっていました。

シーラントが不足すると、

• エア漏れが早くなる
• パンクした際に小さな穴が塞がらない

といったトラブルに直結します。

メーカー推奨は、3ヵ月または6ヶ月ごとの追加補充です。タイヤの摩耗だけでなく、チューブレスタイヤをお使いの方はシーラントの状態も定期的に確認しましょう！

結論：シーズン前の定期メンテナンスが最大の保険！

せっかくのサイクリングシーズン、出先での予期せぬ大きなトラブルで台無しにしたくはないですよね。

タイヤの寿命やシーラントの残量は、見た目だけでは判断が難しい場合も多々あります。

この機会に、ぜひ一度、愛車を購入したお店や信頼できるショップで、プロの目によるタイヤの状態チェックとシーラントの補充を含む定期的なメンテナンスを受けることを強くおすすめします！

安全・快適なサイクリングライフのために、早めのチェックを心がけましょう！