一条アルチメイトファクトリー京都

【第2弾】スタッフバイクカスタマイズブログ～SRAM Eagle&MAGURA Vyron～

第1弾から間をあけてしまいましたが、無事に第2弾の記事を投稿させていただく運びとなりました。

前回の記事では、ブレーキを中心にグリップやペダルを換装していきましたが、今回は【ドライブトレイン】【ドロッパーポスト】のアップグレードし【ホイールのフリーボディ】の爪数を増やすというカスタムを行いました。

早速見ていきましょう！

1×12、ローギアを42→50Tへ　よりワイドレンジなギア構成に

TREK 2018モデルのSlash9.7にはSRAM NX11s、ローギア42Tが標準で装備されています。
NXから同じSRAMのXX1（ｼﾌﾀｰのみ互換性ありのGX）へと変更します。

カセットスプロケットを並べてみました。

42Tから50Tこの8T差はとてつもなく大きい差になります。

54ノッチから108ノッチへ

12s化の為にシフター、リアメカ、カセットスプロケット、チェーンこれら４点に加えてホイールのフリーボディにも部品交換が必要になりますので、交換ついでにフリーボディ内のツメの数を３つから６つの倍に増やします。
爪の数が倍になるので、従来であればフリーボディが1回転の間に54箇所の引っ掛かりを倍の108箇所に増やすことができます。


これによって得られる変化としては引っ掛かりの数が増えるので走行中にクランクの回転を止めた状態から次に漕ぎ出すときの加速したい→加速までの反応が良くなります。この部分での恩恵としてオフロードの登りで突然やってくる急こう配の登りでも、踏み出そうとしたところでの地面に対してのトラクションもしっかりとかかります。「バランスを崩して足をついて登り切れなかった」という事も起こりにくくなります。
また下りの最中ではバイク上での重心の安定にもつながります。掛りが甘いとしっかりと荷重をかけたいとバイクを地面に押し付る動きを取った時に一瞬ですが、すっぽ抜けてバランスを崩してしまう場合が出てきます。そういったヒヤッとする部分を取り除いてくれたりもします。
フリー回転時のラチェット音がより細かく特徴的（若干うるさく？）にもなります。ですが高価なハブ程細かいラチェット音な事が多いので少し高級感も出ますね。

爪が３つ増えるだけのことで得られるメリットが盛りだくさんなのでコンポの乗せ換えをせずともオススメのカスタムになります。

フリーボディを交換したらカセットスプロケットを取り付けします

続いてリアメカを見比べてみました

ワイドなローギアに対応できるようにプーリーゲージも長くなっています
リアメカとシフターを取り付けて

1×12、最大歯数50T化が完了しました。
続いてドロッパーポストを有線から無線に変更します。

ケーブル不要でリモコン操作のドロッパーポスト

ドロッパーポストを取り付けようと思った場合、「フレームの仕様を確認して中通しができるか外付けかケーブルの長さも決めてオイルラインなら長さの調整も大変だし、ワイヤーでも初期伸びが出たらまた引っ張り・・・・・・」の様に後付けでドロッパーポストを取りつけするのは結構手間がかかるものだったりします。

また2台以上のバイクを所有されている方が「1本のドロッパーポストを2台で使用する」なんてことはこれまた手間がかかりすぎるので現実的ではありませんが、Vyronであれば、クランプ径が同じなら何台でもシェアすることができます。

スタッフもSlashとStacheの2台のマウンテンバイクで1本のドロッパーポストを使用しています。

従来のドロッパーポストとは違う点としてリモコンスイッチとポストの通信の同期の為の操作が必要になりますが、
ほぼワンタッチ操作なので何も難しいことはありません。

ケーブルレスになることでフロント側のケーブルの取り回しもすっきりとするのでオフロード走行時にケーブルが引っかかる等のリスクの低減にもつながります。

パーツ交換を終えたところで実際に山へ遊びにいってみました。

オフロードでの登りでの変化ですが、急こう配でも軽めのギアが増えた事で登り終えた後に多くの体力を残す事ができたので下りでもより集中して楽しむことができました。下りでへとへとになってしまっていると楽しさも半減し、何てことない地面の変化で転倒してしまうなんて事もあったりします。
より安全に楽しく、今回のカスタムも大変満足なものとなりました。

今回のカスタムパーツの一覧ですが、

カセット:SRAM XG-1299Eagle　　　　　　 ￥68,040-
リアメカ： SRAM  XX1Eagle RearDerailleur　￥50,760-
チェーン：SRAM XX1Eagle Chain　　　　   ￥12,960-
シフター：SRAM GXEagle Trigger Shifter  　￥6,480-
フリーボディ：Bontrager SRAM XD Freehub  ￥10,881-
ツメ　　：Bontrager pawls&spring 3/pack　￥2,851-

ドライブ合計は￥151,972-（税込）

シートポスト：MAGURA VYRON ELECT 125mmストローク 31.6mm径　￥73,440-

ドライブとドロッパーシートポストの合計は￥225,412-（税込）となりました。

ブログ作成の為に店内を見ているとスタッフのバイク、展示品、お客様のカスタム預かりを含めて沢山のSLASHがありましたのでせっかくなので並べて撮影してみました。

一条アルチメイトファクトリー京都店イチオシのフルサスペンションバイクSLASHですが、
つい先日、早くも2019モデルが発表となりましたので画像も含めてご紹介！

2019 TREK SLASH9.7

カラー       　　：Matte Gravel
サイズ   　　　 ：15.5, 17.5, 19.5, 21.5
変速段数　　 ：フロントシングル×後12段 12段変速
コンポーネント ：SRAM（スラム）NX 、GX Eagleミックス
税込価格￥500,040-
税抜価格 ￥463,000-

2019 TREK SLASH9.8

カラー       　　： British Racing Green
サイズ   　　　 ：15.5, 17.5, 19.5, 21.5
変速段数　　 ：フロントシングル×後12段 12段変速
コンポーネント ：SRAM（スラム）GX Eagle
税込価格￥690,120-
税抜価格 ￥639,000-

これらのニューモデルも早速注文を受付しておりますのでカスタムのご相談とあわせて、ご興味のある方はぜひ店頭にてスタッフまで気軽にお尋ね下さい。

一条アルチメイトファクトリー京都店は京都で一番最初にオープンしたTREK（トレック）コンセプトストアです。