一条アルチメイトファクトリー箕面
徹底比較!TREK(トレック) X-caliber 9(エクスカリバー9) or Roscoe 8(ロスコ8)
2018年11月21日 [一条アルチメイトファクトリー箕面]
TREK(トレック)のエントリーグレード ロードバイクなら 一条アルチメイトファクトリー箕面へ!大阪・箕面でロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクなど、スポーツバイクのことならおまかせください!新御堂筋 最北端 白島交差点を東へ300m山麓線沿い。新御堂筋・171号線よりアクセス良好。
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一条アルチメイトファクトリー箕面です。
トレイルライドへの最初のステップとして、比較的お手頃な値段のハードテールマウンテンバイクが人気です。
特に人気の車種として、
定番中の定番、X-Caliberシリーズと、
限定モデルにはなりますが、ようやく入荷したRoscoe 8があります。
どちらのモデルも使用しているフレームは全く同じですが、それぞれ特徴があり、比較的価格帯が近いモデルで、それぞれの違いを比較してみましょう!
まずは、おおまかなご紹介から
2019 TREK X-CALIBER 9
サイズ:13.5、15.5、17.5、18.5、19.5、21.5インチ
カラー:Volt Green
税込価格¥179,280-
人気のハードテールバイク、エクスカリバーシリーズの最上級モデルです。
今回比較に使うのはフレームサイズが17.5インチのものですので、エクスカリバーの方には29×2.2という太さのタイヤが採用されています。
フロントサスペンションはRockShoxのJudy Silverが採用されています。
ハンドルに備え付けられたレバーの操作で、フロントサスペンションをリモートロックアウトできるのも特徴です。
最新の規格である、15×110Boostのスルーアクスル仕様で剛性も高くなっています。
ドライブトレインは、シマノのSLX、XTグレードの混成です。
フロントは2枚の変速タイプで、36T/26Tが採用されています。
幅広い用途を考えているモデルの為、なるべくギアレシオが広くなるようにパーツが選ばれています。
リアのカセットは11スピードの11-42Tです。
お次は限定モデルの
2019 TREK Roscoe 8
当店入荷予定サイズ:17.5、18.5
カラー:Matte Slate
税込価格¥150,120-
こちらは限定車種のロスコ8です。エクスカリバーシリーズのフレームを使い、トレイルで遊びやすいようにパーツ選択されたモデルです。
一番の違いはやはりタイヤサイズです。
27.5×2.8のタイヤが採用されています。車輪の径は小さくなりますが、その分はるかに太いタイヤになっており、タイヤも含めた外径は29×2.2と近いものになっています。
フロントサスペンションは同じく、RockShoxのJudy Silverが採用されています。
用途がより下りも含めたトレイル寄りで、そこまで頻繁に切り替える必要がないため、ロックアウトはリモート式ではありません。
こちらも、15×110Boostのスルーアクスル仕様です。
フロントのギアは、ある程度用途を絞っているため、トラブルの少ないシングルタイプで、歯数は30Tです。
その分、リアのカセットは12スピードで、非常に大きな11-50Tが採用されています。
さらに、トレイルライドにおいて、非常にありがたいドロッパーポストが標準で採用されています。
リモートレバーで簡単にサドル高を調整できる優れものです。
と、簡単に特徴をご紹介するとこのような感じです。
それでは、それぞれの違いに着目していきます。
なお、どちらのモデルも、17.5インチのフレームサイズです。
タイヤの太さの違い、軽快性 or グリップ&クッション性
一目で違う!とすぐにわかるのはやはりタイヤの太さです。
エクスカリバー9が採用する29×2.2の太さのタイヤは、今までのマウンテンバイクのタイヤからすると一般的ですが、ロスコと比較した際、より軽量で転がりが軽いという特徴があります。整った路面の登りの軽さ、平坦に近い路面での軽快さ、スピード感という部分で有利です。逆に、極端にグリップ感が強いわけではないので、ルーズな路面や激しい下りは少々苦手です。
対して、ロスコ8は、いわゆるセミファットに部類される27.5×2.8のタイヤです。
重量はかさみますが、その分、グリップ性能とクッション性が高くなっています。
ルーズな路面の登りや平地、激しい下りでも、高いグリップ性能とクッション性で安定した走行が可能です。逆に舗装路や、比較的緩やかな登りや平坦な道では、やや重たさを感じてしまいます。
フロントサスペンションの違い 効率的な走り or 対応力
どちらのモデルも採用されているサスペンション自体はRockShoxのJudy Silverで同じです。
ですが、先ほどは触れなかった違いがあります。
エクスカリバー9の方はクロスカントリーバイクとして一般的な100mmストロークです。
クロスカントリーという競技では、登りや平坦路など、より速く走るため、ペダリングを阻害しない、余計な動きをしないという部分も求められます。必要十分な動きをし、効率をもとめる場合は有利です。
対して、ロスコ8の方は、120mmストロークと、少し長くなっています。ストロークが長くなることで、動きに余裕が生まれ、より激しい下りでも安定した走行が可能です。
それではストロークが長い方がいいのではないかと感じられるかもしれませんが、登りや平坦路では、ペダリングロスが生まれやすくなります。
また、ストロークが変わることで、もう一点変化する部分があります。
実際の数字とは違いますが、あくまで比較としてお考え下さい。
こちらはエクスカリバーのヘッドアングル(フロントフォークが地面に対して斜めになっている度合い)
こちらがロスコのほうです。
極簡単にお話しすると、フロントフォークが地面に対して寝ている(上記の数字が大きい)ほど、下りでの安定感が高まり、
逆にフロントフォークが起きているほど(上記数字が小さいほど)、登りや効率的な走りに向いています。
[注意:上記数字は今回の測定方法による部分です。実際にジオメトリー表などに記載されている数字とは意味合いが逆転しています]
まとめると、ストロークだけでなく、ヘッドアングルも含めて、エクスカリバーの方が登りや効率重視、
ロスコの方が下りや安定感重視と言えます。
変速機の違い 対応力 or シンプルさ
変速機に対する考え方も違いがあります。
今回の場合、主にフロントに変速があるかどうかという違いです。
エクスカリバーの方は フロント2枚のリア11枚です。ギア比でいうと最大3.27~最小0.62となります。なお、この数字が小さい方が軽いギアです。
フロントが2枚ある分、ギア比の幅が広く、より細かいギアの選択ができます。
また、トップスピード側のギア比が大きくなるため、舗装路などの移動においても、より速度を上げることができます。
通勤や街乗りでも使いやすいように考えられており、より幅広い状況に対応ができます。
ロスコはフロント1枚、リア12枚です。ギア比でいうと、最大2.73~最小0.6となります。
フロントに変速がない分、ギア比の幅としては狭くなりますが、その分、操作もシンプルでトラブルが少ないのが特徴です。
ギア比としては、軽い方に寄っていますので、トップスビードは低めですが、上り坂でもよりゆっくりと走ることができます。
ロスコの方は、ある意味トレイルライドに特化しており、オンロードでの移動時には少々物足りないものがあるかもしれませんが、その分シンプルかつ軽めのギアになっています。
ポジションの違い 効率重視 or 操作性重視
実はハンドル周りのポジションも違いがあります。
こうして並べるとピンとくると思います。
エクスカリバーの方は、70mmのステムに、
ライズが5mmのフラットに近いハンドルが採用されています。また、ハンドル幅が720mmです。
ハンドルポジションが、低く、遠くなりますので、登りでトラクションをかけやすい、ペダリングに力を入れやすいといった特徴があります。
また、ハンドル幅が抑えられているため、狭い所を抜けやすい、ペダリングに力を入れやすいというメリットがあります。
対してロスコの方は、50mmのステムに,
ライズが15mmのアップライトのハンドルが採用されています。また、ハンドル幅は少々広くなり750mmです。
サスペンションが長いのも相まって、ハンドルポジションが高く、近くなりますので、リラックスポジションで、激しい下りでも余裕をもって操作しやすいという特徴があります。
ハンドル幅が広いので、激しい下りでもハンドルを支えやすいというメリットがあります。
シートポストの違い 軽さ or 利便性
採用されているシートポストも違います。
エクスカリバーの方は、一般的なリジッドタイプのシートポストが採用されています。
シンプルで軽い、というのが特徴です。
ちなみに、エクスカリバー9の完成車重量はペダルレスで13.2kgです。
ロスコの方は先ほどもご紹介したドロッパーポストが採用されています。
機構が増える分、重量がかさみますが、トレイルにおいて、瞬時に登りのポジションと下りのポジションを切り替えができ、非常に便利です。
ちなみに、ロスコ8の完成車重量はペダルレスで14.3kgです。
あなたの使い方ならどっち? エクスカリバー or ロスコ
以上、大きく違う点をご紹介させていただきました。
まとめると
エクスカリバー9の特徴として、
・軽い
・軽快な走りがしやすい
・街乗りからトレイルまで、幅広い状況に対応できる
・効率的でスピード感のある走りがしやすいポジション
ロスコ8の特徴として、
・コストパフォーマンスが抜群
・グリップ、クッション性が高く、安定した走りができる
・トレイルライドに最適なパーツアッセンブル
・ゆったりして操作のしやすいポジション
総括すると、
街乗りからツーリング、トレイルライドまで、幅広く使いたい、軽快な走りがしたい方はエクスカリバー9がオススメです!
トレイルライドがメインで、よりハードなライディングにもチャレンジしたい、あるいはスリップを気にせず安定した走行がしたい方はロスコ8がオススメです!
使い方によって、どのバイクが適しているかは全く違います。どのような乗り方がしたいか、どのようなことにチャレンジしたいか、是非当店までご相談ください。
お客様の使い方に最適なバイクをご提案させていただきますよ!
なお、本日ご紹介させていただいた、限定車種のロスコ8ですが、
来年にかけて、もう数台入荷予定があります。
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