700Cが良いのか?650Bが良いのか?まだまだ新しいジャンルの自転車「グラベルバイク」に「ロードプラス」まで加わって、絡まって、ホントに大変(?)
でも、レース用ってワケでもないのでレギュレーションとかルールに縛られることも無いし、僕らユーザーは楽しそうなモノを選べば良いと思うんですけどね♪
グラベルバイク?ロードプラス?・・・それなに?・・・な方は、前にまとめたBLOG記事を読んでいただければと思います。(⇒⇒コチラ)
「ロードプラス」ROAD PLUS と言えば、WTB。「WTB HORIZON 650B x 47」(WTBホライゾン)。
厳密に ROAD PLUS を名乗れるのって WTB だけなのか?どうなのか?・・・は分かってないのですが、いわゆる「ロードプラス」なタイヤで、アメリカの最新トレンドに敏感な方々が関心を寄せる「COMPASS」(コンパス)のタイヤ。「COMPASS SWITCHBACK HILL 650B x 48」(コンパス・スイッチバックヒル)。
「ロードプラス」の特徴は、700Cから650Bへホイールのサイズを小さくすることで、700Cの時よりも太くクッション性の高いタイヤが装着できることです。そして、ツルツル系なスリックタイヤであるにも関わらず、豊富なクッション性を活かしてグラベル(林道)なんかの簡単なオフロードも走れます。
・・・で、こんなタイヤでグラベルを走ってると、きっと思ったんでしょう。「もうちょっと横滑りの心配とか要らないオフロード向けがあってもええよな~」と。
そんなこんなかどうかはともかくとして、WTB から新しく登場した「ROAD PLUS」タイヤが「BYWAY 650B x 47」。センター部はスリックのまま。サイドに行くにつれてヤスリ目が粗くなり、大外にブロック(サイドノブ)が設けられています。「HORIZON」の走行感の軽さを活かして、横滑りしにくくした・・・というコンセプトに見えますね。
前出の「COMPASS」と同様に、注目を集める新しいタイヤブランド「TERRENE」(テレネ)からもオフロード対応の「ロードプラス」タイヤが登場しています。
この画像は700Cx40の「TERRENE EL WOOD」(テレネ・エルウッド)なのですが、650Bx47も登場しています。センターにも鱗状のパターンが付いている、「WTB BYWAY」よりもオフロード向けなタイヤと言えるでしょう。
そして、日本の誇る!関西の誇る!「PANARACER」(パナレーサー)からも!!
グラベルタイヤとして、日本はもとより、むしろアメリカで大人気の「PANARACER GRAVELKING SK」(パナレーサー・グラベルキングSK)に、650B x 48 (27.5×1.9インチ)が登場しました。ご覧の通り、さっそく装着して走り回っております!このタイヤは「TLC」(チューブレスコンパチブル)仕様。オフロード走行大好きな僕は、低い空気圧で走りたいので、パンクしにくい(ほかにもいろいろメリットあります!)チューブレスに仕上げています。(チューブレス化にはチューブレスシーラント剤を使用しています)
このバイクには、少し前までMTB用の27.5×2.1(650B x 53)のタイヤを、サイドノブを切り落とすなど考え付くあらゆる細工をして無理やり装着していたのですが、ようやく、まともに人にオススメできる状態になりました(笑)。(こう言うタイヤが出てくるだろう!と勝手に期待して、待ちきれずにMTBタイヤを流用してたのです)
まずは、舗装路ライドで目的地まで移動。「グラベルキングSK 650B x 48」の対応最大空気圧は3.5barなので、自宅のフロアポンプで3.5barまで入れてみました。詳細に空気圧を測定できる「TOPEAK SMARTGAUGE D2」(トピーク・スマートゲージD2)で測りなおすと3.3bar。ポンプの空気圧計と精密な専用空気圧計だと測定誤差はあるので、厳密なセッティングには、きちんと専用の空気圧計を使用することをお勧めします。走りだすと、3.3barは漕ぎ出しも軽く加速が良いのですが、舗装が荒れてくると、どうにもタイヤが跳ねて失速してました。と言うことで、思い切って0.5bar落として2.8barにしてみました。乗り心地は格段に良くなり、スピードのノリも良い!ただ、短い上り返しでちょっと重さを感じたのと、舗装路のコーナリングは3.3barの時と比べてシャープさが劣ります。3.0barくらいが良かったのかな?これって個人の乗り方とか体重、自転車の剛性などなどいろいろ関係してくるので、いろいろ試して自分にとってのベストを見つけ出すんです(そこが楽しいんです)。
続いて、オフロード。グラベルじゃなくってトレイルです。まあ、トレイルの方がタイヤに求められるコトってたくさんあるでしょうし、僕はこのバイクで舗装路走って、グラベルやトレイルを走りに行きたいので、自分の好きなフィールドで楽しめるかが大事なんです。舗装路で具合の良かった2.8barですが、オフロードに入ると非常に走りにくい。なので、思いっきり空気圧を落として2.0barへ。こんな感じに躊躇なく空気圧を落とせるのもチューブレスならではです。2.0barでトレイルを走りだすと気持ち良いくらいスルスルと上ります。オフロードの上りって、空気圧高いと上れないこと多いんですよね。舗装路とは全く違うんです。以前使っていたMTB用タイヤと比べると、ブロックも低く、急な傾斜とか根や岩の上はスリップしやすいので丁寧なペダリングは必要です。でも、この山を下りた後に行った未舗装の峠道の簡単なオフロードはこのタイヤの方が上りやすくて良かったですよ。初めて上り切れましたからね。上ったら下り。下りも2.0barのままで。当然、MTB用タイヤよりグリップが低く、繊細なコントロールが必要です。でも、2.0barじゃ、コーナリング時のヨレやギャップでの底打ちを感じなかったから、もうちょっと空気圧を落としても大丈夫っぽいですね。700cのグラベルタイヤよりエアボリュームが大きくクッション性が高いので、腕が疲れて休憩してしまう頻度は少なくなりました。
使ってみると、こういうタイヤって、なにかに対して突出している部分は無いので、舗装路じゃロードみたいに軽快に走れるワケじゃないし、山道でマウンテンバイクみたいにガンガン挑戦的なライディングができるってタイヤじゃありません。悪い言い方をすれば中途半端。でも、新しい発想で作られたオフロード対応の「ロードプラス」タイヤって、全方位に対する中途半端のレベルが少しずつ高くなっているように感じます。
ロードじゃ走れない道を走り、山道以外はマウンテンバイクより速いスピードで走れる。グラベルバイクの持つ可能性を、また少し高めてくれる楽しいタイヤだと思います。
インチダウンした小さなホイールとは言え、横幅は47mm以上とやや太くなり、装着できる/できないって言うのもギリギリだったりします。
メーカーオフィシャルのタイヤクリアランス「700cx45mm」あたりが市販品で最も余裕のある設計かと思います。*「NINER RLT 9 STEEL」(ナイナー・RLT9スチール)とか*「FUJI JARI」(フジ・ジャリ)なんかが当てはまります。ロード系(ロードバイクの派生車種)なら、この辺のバイクが一番拡張性があり、多様なサイズのタイヤが装着できますね、650Bx48mmは装着OKだと思います。
その他のバイクはギリギリ装着できるか?できないか?になってしまうので確認が要りますね(意外にも26インチ用設計の SURLY Disc Trucker は装着できるし、あら不思議)。ご自分の自転車に装着できるか?は一度ご相談いただくのが賢明だと思いますよ。
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