2023 TREK 新型EMONDA ALR5徹底解説

TREKのアルミフレーム史上最軽量モデル『Emonda ALR5 Disc』がフルモデルチェンジしました。
フレーム形状、ジオメトリーなどのすべてが、全く新しくアップグレードされました。

早速、新型Emonda ALR5 Discの詳細を見ていきたいと思います。

新型Emonda ALRのアップデートポイント

➀ 空力性能と速さを追求したジオメトリーH1.5

最新Emonda ALRでは、従来のH2フィットに比べて、約2.4㎝ヘッドチューブ長が短くなったH1.5フィットを新らたに採用。（EmondaのカーボングレードSLやSLRも同様）
ヘッドチューブが短くなることで、より深い前傾姿勢とれると同時に空気抵抗を大幅に減らし、パワフルなペダリングをすることができます。
2cmも低くなっていると聞くと、初心者には無理なの？と不安に思われる方もいるといらっしゃると思いますが、全然ロードバイクが初めてという方でもきちんとサイズ合わせを行なえば楽しく乗ることができます。また、完成車状態では、はじめにコラムスペーサーが約3cm分が積まれているので、最初は高めでセッティングして乗り始めもできます。

②フレーム形状を一新！Kammtailチューブ。

TREK最軽量アルミ（Ultralight 300 Series Alpha Aluminum）はそのままに、フレーム形状も従来モデルの丸いフレーム形状から、Emonda SLR、SL同様の空力を意識した翼断面のカムテール形状を受け継いでいます。そして平地、登り、下りなどあらゆる状況下で優れたエアロダイナミクスを発揮します。
ゆえにEmonda ALRは、Domane ALシリーズを含むTREKのアルミモデル全ラインナップのなかでも、断トツの軽さ、速さ、空気抵抗の少なさを誇ります。

③ホイールもグレードアップ！ドライブトレインはShimano 105 11Speed.

フレームが新しくなったことにあわせて、完成車標準装着ホイールもより軽量なParadigmへ変更されました。
完成車標準ホイールのままでも十分にヒルクライムを楽しむこともできます。リムはアルミ製なので、傷などを気にせず気軽に輪行時も安心です。
もちろんチューブレスレディー対応なので、チューブレス化も可能です。
ドライブトレインは、価格帯を抑えたShimano 105 11Speed仕様。11Speedモデルでは一番コストパフォーマンスがよく、ブレーキ・変速操作も非常にスムーズで初心者から上級者まで扱いやすいコンポーネントです。